カット野菜洗浄ライン専用機としてオリジナル開発!
見落としがちなカメムシも判別、除去!
POINT.1
カット野菜向けに独自の画像処理を開発葉物野菜は単色のものではなく、季節や産地によっても色合いが変わる為、カラーカメラによる色彩選別の対象としては非常に難しいアイテムになります。
そして葉野菜に対して色彩選別を行うには繊細で複雑な色合いを設定する必要があるにも関わらず、様々な形状で葉の表面の凹凸もあり、映される角度によって判別色も変わってきます。
また、逆に選別される側の異物=虫の方も保護色を纏っているものが多い為、やはり良品との判別が困難になっています。
そこで色彩以外の選別方法を試行錯誤した結果、「緑色野菜の蛍光発光」の特性を活かすことで、シンプルに野菜とそれ以外=「異物」に区別する方法を見出しました。
同色の虫を判別するだけでなく、野菜以外に映し出されたものを全て異物とする画像処理を行います。
POINT.2
洗浄ラインの一部としてオリジナル画像処理のメリットは濡れた野菜でも全く影響がない点です。
だから洗浄ラインの一部として組込むことが可能で、スライサー直後の検品工程やストリームで洗浄した後の異物除去の強化、また本洗浄機投入前の検品などあらゆるシチュエーションでの設置が可能です。
グリーミーhへの適度なバラシ投入を含め、前後ラインのバランスを踏まえたレイアウトをご提案させて頂きます。
POINT.3
低コストでコンパクト、サニタリー性を重視「サニーレタスに付着しているカメムシを発見する!」を目標に専用機として特化。
緑色葉物野菜を主としたサラダ商品のクレーム対策にお役立て頂く為の必要最小限の機能と野菜洗浄室に導入しやすいサイズ、仕様、価格に仕上げました。
清掃性も重視し専用コンベヤは画像処理ユニット部とは切り離せ、ベルトの脱着も可能にしています。
POINT.4
異物除去機構異物を検出するとその位置情報を基に除去装置を作動させます。
コンベヤは停止させずに昇降式のバキュームで異物を吸引し、ダストボックスに収納します。
ダストボックスは引き出し式で、異物の回収、掃除がし易い構造です。
POINT.5
操作性、システム機能検査ユニット部と一体化した制御盤面には検査モニターとコンベヤ制御用のタッチパネルを装備し検査状況の表示やアイテム選択、コンベヤ速度設定等を行います。
PC電源を入れるだけで検査アプリケーションは自動で立上りますので、各設定確認を行えば、あとは起動ボタンを押すだけで検査をスタートできます。
異物が検出された際には「異物あり」の画面表示と共にパトライトが緑点灯→赤点滅に替わり、警告ブザーが鳴ります。
また機械の異常時にもお知らせ致します。
画像データの保存機能も備わっており、半年以上のデータ保存が可能です。
(1回3枚、10回/時、20時間稼働として1日600枚記録した場合。)